これはNexus 7に搭載されているCPU Tegra 3による省電力技術”PRISM Display Technology”によるものです。
NVIDIA Tegra - Wikipedia
PRISM Display Technology(プリズム・ディスプレイ・テクノロジ) 液晶の消費電力を低減するための技術。液晶に表示される画像・動画のピクセル1つ1つを分析して、明るい色に置き換えることで、バックライトを暗くしても同じ明るさを維持する。バックライトの消費電力を最大40%削減できる[8]。
つまり、動画再生中に意図的に明るい(白い)色に置き換えられているため、動画再生し終えたあとに画面全体が白んでしまうのです。
消費電力を40%削減できるということで、この機能を無効化することによる不具合は、バッテリーの持ちが多少悪化する程度だと思われるので、試しに切ってみようと思います。
全部Nexus 7だけで出来ます。
※root必須で自己責任です。
root取得済みのNexus 7に端末エミュレータを導入してください。
自分は”Android Terminal Emulator”を利用しました。
Android Terminal Emulator - Google Play の Android アプリ
この後はAndroid Terminal Emulatorでの動作を前提です。
起動直後です。
このままでは端末にroot権限を与えられていないため、suコマンドでroot権限を与えます。
少し見づらいですが、$が#に変わったはずです。
この状態で下記のコマンドでPRISM機能を無効にできます。
echo "0" > /sys/devices/tegradc.0/smartdimmer/enable
PRISM機能を有効にする場合は、
echo "1" > /sys/devices/tegradc.0/smartdimmer/enable
です。
このような感じです。
以上です。
実際、ついさっき試したばかりなので、画面の白む現象やバッテリーの持ちについてはまだ分かりません。
試すときは自己責任でお願いします。
※追記
PRISM機能をONにしている状態で動画再生、画面が白んだあとにPRISM機能をOFFにしてみる検証を行いました(今までは起動と同時にPRISM OFF)。
CPU側の制御なのでスクリーンショットでは示すことができないのですが、白んだ画面がパッとコントラストが高い画面に切り替わってくれました。
上記のコマンドでPRISM機能のOFFは実現できているようです。
電池持ちについては、、、どうなんでしょう。
実際、自分で試す限りではよく分からないです。
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